「葡萄の仲間」 北のエディター

スパークリングの楽しみ


Alhambra in Granada

スペインのCAVAの話

ラファエロとシャンパーニュ 夏の夕暮れ時は一日の疲れと喉の渇きを一気に冷たいもので癒したい。
もちろん「アサヒ・スーパードライ」の缶ビールをぐいっと飲むのも美味しいが、仕事帰りだったら気の会う人と行きつけのホテルのバーでガラス越しに夕日の落ちるのを見ながら カウンターで冷たく冷やしたシャンパンのグラスを傾けたいものだ。
 休日だったら高層マンションのルーフバルコニーに丸テーブルと氷を満たしたワインクーラーにザバッと無造作にボトルを突っ込み、シャワーを浴びて 出てきた頃にはシャンパンがもう十分に冷えているはずだ。つまみは薄くスライスしたバゲットに生ハムとパテを載せる。一人でも、パートナーがいてもスタイルは共通だ。庭があれば外に出ても気持ちがいい。でも・・・・
毎日、一般人はシャンパンを飲むわけにも行かないものです。

 

コルベット右側の3本が[cava]で・・・・
僕はもう何年も前から特別破格なお値段のスパークリングを見つけて在庫を切らさないようにする習慣をつけている。
上の写真はブーブ・クリコ・イエローラベルとモエ・シャンドン(左が標準のBrut)右は友人がシャンパーニュ地方のカーブから買ってきてくれたプレミアクリュだ。日本では高価な価格帯だ。

そして右側の3本がスペインのお買い得シャンパン製法によるスパークリングワイン「CAVA」・カバと呼び、覚えやすい。(左からフレシネ/パレスバレス/オリオールロッセール)

フルボトルで\1,200〜\1,500程で販売されている。左のハーフは¥685-と一人用にちょうど良いので(フルート型グラスに4杯分)気に入っている。

この小さな黒いボトルはスペインのフレシネ社製で精悍。花の香りはフランスのシャンパンには及ばないが、ちゃんとした磨かれたシャンパングラスに実用的なワインクーラー、十分な氷そして心の余裕と感謝の気持ちがあれば、泡立ちが力強く継続して、キリリと美味しく、サービスし損ねたフレンチレストランのシャンパンには十分勝てる。ワインは提供温度とサービス環境の整備が大切だと思う。

カヴァが頑張れるのは今のシーズンがピークかもしれない。シャンパーニュを持ってすれば、すべとの料理との相性がよく、繊細さや、一流の食材をあわせるとより以上に実力を出すことができるからだ。

間を取ってフランスのシャンパーニュ地方以外で作られている。「ヴァンムスー」クラス、例えばロワール渓谷のクレマン・ド・ロワールもお勧めだ。
\2,000-前後で購入できる。

スパークリング、この時期はやっぱり最高!

Yamada